代表的なハメ手を収録
こんにちは!!
今回紹介するのは、日東書院【出版】、藤沢秀行【著】
「ハメ手返し必勝法」です。
ハメ手は定石の過程において現れる様々な変化の一部であります。
当然正しく応じられると仕掛けた側が悪くなりますので、ハメ手は定石になれなかったのです。
しかしハメ手を知らずに定石だけ覚えているのは定石を理解したといえるでしょうか?
ごまかし、インチキ等のイメージがあるハメ手ですが、定石の周辺を理解するためには勉強は必須といえるでしょう。
強い人はハメ手を仕掛けませんが、ハメ手について詳しく知っています。
本書は代表的なハメ手45型を解説しています。
目次
- 第1章:星の部1
- 第2章:星の部2
- 第3章:星の部3
- 第4章:高目の部1
- 第5章:高目の部2
- 第6章:小目の部
- 第7章:目外しの部1
- 第8章:目外しの部2
内容紹介
- 第5章第2型:高目の定石ですが非常に難解型で、この後白からたくさんのハメ手が出てくる可能性があります。
ちなみに私はこの定石で何度も痛い目に遭っているので、基本的に避けています。
もちろん関連するハメ手や裏定石の勉強はそれなりに行ったのですが、覚えきれませんでした(笑)
そしてどんなに研究しても何が飛び出てくるかわからないのが、難解型の怖さです。
大会などでは基本的に一回負けたら終わですからね・・・。 - 第6章第3型:黒2のカケに白3・5と出切ってこられたときの対応を知っていますか?
白1のハサミが三間と遠いので黒がやれる戦いなのですが、ある程度の進行を知っていないと怖いかもしれませんね。
力自慢のアマはこういう手をよく打ってきます。 - 第7章第6型:大斜定石はハメ手が無数にあり、白1・3もそのひとつです。
大斜定石も私は基本的に避けます。
これまでネット碁やリアル対局でなんども遭遇しましたが、嫌な思い出しかありません(笑) - 第8章第7型:白5の後の打ち方はこれまた難解で、この型も嫌な思い出が私にあります。
真正面から戦う方法と簡明型に回避できる方法があるので、しっかりと覚えておきましょう。
ハメ手に惑わされなくなる
世の中には沢山のハメ手が存在し、当然本書だけではそれらすべてを網羅することはできていません。
しかし比較的代表的なハメ手ばかりですので、本書を理解すればハメ手に対してはかなりの抵抗力をつけることができると思います。
ハメ手を怖がっているだけでは先には進めませんし、回避するにも勉強・研究が必要なのです。
まとめ
対象棋力:初段以上
評価:B