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中盤 棋書

「囲碁打込集」~打ち込みの急所を学べる

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打ち込みの問題集

こんにちは!!
今回紹介するのは、山海堂【出版】、橋本宇太郎【著】
「囲碁打込集」です。

序盤から中盤にかけて、勝負を左右するほどの大事な局面になることが多いのが「打ち込み」です。
相手に打ち込みを打たれて対応を誤ると、地がスカスカになったり、石が分断されて攻められてしまうことになります。
また自分が打ち込みを打った時も、急所を外すと思うほど利益を上げられなかったり、最悪の場合は打ち込んだ石が取られたりします。
打ち込みというのは、詳しい変化が読めなくても、ある程度急所というのは決まっています。
本書の問題を繰り返し解くことによって、正しい急所を見極める力がついてくるでしょう。

目次

  • 辺の部(第1~100問)
  • 隅の部(第101~200問)

問題図


↑白の構えは見るからに薄いですね。
黒はどこに打ち込むのが急所でしょうか?
こういった構えを白地として許してしまっている人も少なくないと思います。
置碁とかの場合は特にそういった傾向(下手の真理)があります。
一歩踏み込む勇気が大事なのです。


↑黒1は急所を外れており、白2と打たれ後続手段がありません。
白は労せず安心できました。
こんな手を打っていては勝てません。


↑正解は黒1でここが急所です。
白はほとんど抵抗出来なく、後はわりと一本道となります。
白は元々が本形ではないので仕方のないことではありますが・・・。


↑白の応手は白2とツケるくらいが相場ですが、黒3から9まで白地をエグリながら黒地を増やすことができました。
さらに白はもう一手守りが必要な形ですね。
打ち込みが成功しました。


↑力自慢の人は白2とコスんでくるかもしれませんが、怯える必要がありません。
見るからに無理形で、露骨に黒3から5と打つぐらいで簡単に白の包囲網を突破することができます。
打ち込む時は、このような相手の応手を読み切る必要があるのです。

打ち込みの急所を感覚で覚えられる

本書は問題数が200となかなかの量があります。
また問題はどれも実戦にいつ出てきてもおかしくない形ばかりでなので、この問題を繰り返し解くことによって打ち込みの急所を感覚で覚えられることが期待できます。
難易度はそこまで高くなく、3級くらいの力があれば十分楽しめると思います。
棋力が低いうちは打ち込むのが怖いという人も多いかと思いますが、勉強することで克服できる分野であるということを覚えておいてください。

まとめ

対象棋力:3級以上
評価:A

-中盤, 棋書

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