簡単な基本詰碁
こんにちは!!
今回紹介するのは、日本棋院【出版】、工藤紀夫【著】
「新ポケット 詰碁200」です。
本書のプロローグに詰碁の取り組み方のアドバイスがあり、私も影響を受けたので紹介します。
問題図を眺めて3分で解けなければ、解答を見てください。
変なことを言っていると思いますか?
実はこれが詰碁の楽しみ方の王道なのです。
解けるまでは絶対に解答を見ない!と生真面目に取り組むのは、得てして挫折しやすいものです。
詰碁書を途中で放り出さないためにも、頑張り過ぎないことをお勧めします。
プロ棋士に聞くと皆一様に、「プロになる前は、解けそうもなければすぐに答えを見ていましたよ。でも、同じ詰碁書を何度も繰り返し読みましたが」と答えます。
ここに詰碁勉強法のヒントが隠されていると思いませんか?
極論すれば、人生で一度も見たことのない手筋、急所を、自分のチカラだけで発見するのは並大抵のことではありません。
最初はさまざまな手筋、急所と出会うことが大事です。
きっちり理解していなくてもけっこう。
おぼろげでも頭のどこかにインプットしておけばいいのです。
私が長い期間詰碁を継続して取り組めたのは、引用文のように「頑張りすぎない」ことが大きかったと思います。
すぐに答えを見ることに罪悪感を感じる人や、力にならないと考える人もいると思います。
しかしそんなことはまったくなく、答えを覚えるだけでも十分の棋力向上に繋がるのです。
本書では、実戦に即した詰碁を多く取り上げ、死活の基本手筋を網羅しています。
目次
- プロローグ:詰碁の楽しみ方
- 第1章:肩慣らし編(7・8級)
- 第2章:テンポアップ編(5・6級)
- 第3章:マイペース編(3・4級)
- 第4章:爽快チャレンジ編(1・2級)
- 第5章:トップスピード編(初・二段)
内容紹介
↑黒先白死です。有名な基本詰碁です。
白のダメヅマリの弱点をつきます。
↑黒1が急所で、白2と打つほかありませんが、黒3と切ると白Aと打つことができなく白を仕留めることができます。
この詰碁は黒1の急所を覚えることが大事です。
最低3回は繰り返し読もう
本書は詰碁の経験が少ない方、あまり得意ではない方を対象に作られています。
簡単な詰碁ですが基本手筋が網羅されていますので、まずは3回繰り返し読んでみてください。
問題を見た瞬間に答えが見えるようになるまでいければ理想です。
まとめ
対象棋力:10級以上
評価:A