最新の定石情報満載!!
こんにちは!!
今回紹介するのは、毎日コミュニケーションズ【出版】、大矢浩一【著】
「アマの知らない最先端定石」です。
囲碁は日々進歩しており、国際化の時代を迎え、これまで常識だった形が覆され、変化して日本だけでは思いつかなかった形が発見されるようになりました。
プロはもちろん、アマでもその情報を持っているかどうか勝負を分ける要因となります。
とはいえ普通のアマがそういった情報を入手できる機会は限られていますよね。
本書はアマに最先端の定石を伝えることを目的として作られた、ありがたい棋書となります(笑)
ただ本書の出版日は2006年9月ですので、2017年4月現在では年代的には最先端定石とは言えないかもしれません。
しかし現在の碁でも頻出する型ばかりを解説していますので、非常に役に立つ一冊です。
新型の定石を研究することは、棋力高い人ほど、今の時代は勝つためにはかなり重要と言っていいでしょう。
目次
- 第1章:星の定石
- 第2章:小目
- 第3章:ハサミにハサミ返す
- 第4章:高目(小目に一間高、手抜き)
問題図
↑第1章から一部を選出しました。
スベリに横ツケはもはやメジャー定石となっています。
実戦頻出度も極めて高いのでしっかり身につけたいところですね。
他にも両ガカリに対してケイマに打つ手法もプロの間で流行っており、尚且つ難解型なので勉強する価値ありです。
↑第2章から一部を選出しました。
この中のどれか一つは打たれたことがある人が多いのではないでしょうか?
小目は難解な型が多いだけに、知らなければ大損する可能性も高まります。
どれも実戦に出現しやすい形ばかりですので、覚えておいて損はないでしょう。
↑第3・4章から一部を選出しました。
この二つの型も無視のできない、メジャーな定石の変化になります。
「高目へのツケ引き」はうろ覚えだと隅の白石が頓死してしまう恐れありの難解型となります。
白9は相手の受け方によってこちらの対応を決めるための様子見で、詳しくは本書を読んでみてください。
実は既に多用されている
既にお気づきの方もいるかもしれませんが、出版当時は最新定石とされていたものが、現在では当たり前にように使われています(笑)
基本定石から派生した型も多く、しっかり勉強していれば大きな武器になるでしょう。
相手が最新定石に疎い場合は労せず一勝を手に入れることができるかもしれません。
アマ高段者向けの内容になりますが、より上を目指すなら読んでみてはどうでしょうか。
まとめ
対象棋力:5段以上
評価:A