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大会の結果報告

【囲碁】第18回囲碁アマチュア竜星戦(世界アマ)全国大会結果【前編】

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二回戦敗退

11月23・24日に日本棋院で行われた「第18回囲碁アマチュア竜星戦(世界アマ)」の全国大会に出場してきました。
結果は二回戦敗退と去年と同じになりました。

今大会の選手一覧表を見てまず思ったのが、やはり凄まじくレベルが高いなということです。
近年のアマの全国大会はひと昔前と比べて出場する選手のレベルが格段に上がってきており、今大会も二回戦までに全国優勝クラスと高確率で当たるという鬼畜仕様でした(笑)
県代表になるのでヒイヒイ言っている私にとってはまさに魔界のような大会なのです。
誰と当たっても挑戦する側で間違いないので、そういう意味では変な緊張はしなかったです。

対局紹介(一回戦)

一回戦は石川県代表の方と当たりました。
今年の朝日アマの全国大会一回戦で違う人ではあるのですが同じ石川県代表に負けています。
また一回戦で同じ県なのかと思いながらも気合いは十分でした。


実戦1
私の白番です。
黒1の二間高バサミは最近あまり見なくなった手法です。
白2のカケに対して黒3と這ってくるのは予想外で、黒1の石が厚みに近づいた手となり白に不満のないワカレになりました。
続いて白8のハサミが絶好点で、この時点で白の評価値は65%ほどとなっています。
黒9から競合いとなりましたが、白に余裕のある戦いです。
白12は自信の安全を確かめた手で、人によっては弱気な手と思われるかもしれませんがAIによる事前研究で有力なのを確認済みの一手です。(ただその前に白Aと黒Bの交換を打つべきでした。)
黒17は急所ではありますが、相手にせずに白26と外回りに石が来て白好調の局面です。

実戦2
白2のカタツキがモタレ攻めになって気分良く打っていたのですが、当たり前のように打った白10が少し問題のある一手でした。
黒17まで強引に切断されて左右の白石が急に薄くなってしまい、評価値はまだ白がいいのですが個人的には嫌な流れにしたかなと感じていました。
白10ではAに打っておいて評価値約79%で尚且つ簡明な進行だったのです。

実戦3
その後の戦いは黒に緩手があり再度白が打ちやすい局面になっています。
黒10ではAと抑えるくらいで、白13・15の応手が良く、黒16・18と価値が低い方から打つようでは黒の失敗だと思います。


実戦4
左辺の白に対して黒1から仕掛けてきましたが、白6まで先手で地を稼がれて白8に回られては完全に空回りとなりました。
白3子を取る手は残っていますが、今となっては単なるヨセの手に過ぎません。
黒9は大きな手ではありますが白10がその上を行く大きさで、次にハサミツケで上辺黒地を荒らす手があるため黒11の守りが必要になってきています。
20目以上の手を先手で打てたのは望外で白12の大場に回って勝ちを確信しました。

↑黒1から勝負手を放ってきましたが、白8まで安全第一です。
白10が先手を取るための捨石の手筋で、待望の白16に回って盤面でも白がかなりいい形勢になりました。
このあと少し打って相手が投了しました。

まずまずの内容

苦手な布石を有利に進めることができたおかげで、大きなミスなく勝ちきることができました。
一回勝つのが大変な全国大会での一勝はやはり嬉しいものですね。
次に当たる相手は隣で対戦している人たちの勝者で、どちらもアマ強豪として有名な方でした。
二回戦の対局については後編の記事で紹介します。
・【囲碁】第18回囲碁アマチュア竜星戦(世界アマ)全国大会結果【後編】

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