こんにちは、かずたんです。
先日県内の名人を決める3番勝負が行われて、無事2-0で県名人のタイトルを獲得することができました。
実は去年も獲得しているので二連覇になります。
この大会は地区大会を勝ち上がった後に県大会決勝までトーナメント形式で行われます。
そして決勝の2人による3番勝負を行い、勝った方が県名人となるのです。
全国大会に繋がる大会ではないのですが、地元の新聞では大きく記事にされるので頑張りがいはあります。
今回は3番勝負で打った2局を簡単に振り返ってみたいと思います。
対局紹介(第1局)
実戦譜1
対局相手は去年と同じAさんでした。
県を代表する打ち手で全国4位に入賞したこともある実力者です。
握って私の白番で、持ち時間は50分と30秒の秒読みとなります。
流行のダイレクト三々から布石が始まりましたが、黒1からの仕掛けはこの配石では白としては歓迎でした。
白14が絶好の一手となり黒△一団への攻めも狙っています。
かといって黒13で上辺を打つのは、白13に打たれて右辺黒一団が薄くなります。
ちなみにAIは白14ではAの方が優っているとのことでした。
白14まで評価値は白61%ほど。
実戦譜2
白1から地を稼いで、白9の消しに回って手応えを感じました。
白△の逃げ出しも見ており黒も対応が難しいのです。
黒12は黒14を成立させるためのシチョウアタリでもあるのですが、白15・17と打って中央で居直りを目指します。
白□と繋がる必要はなく、黒14・16が働きのない手になっているのが黒のツライところです。
この時点での評価値は白が約76%ほど。
実戦譜3
黒△と飛んだ場面、次に白Aと打っておけば優勢を維持できていたのですが手拍子で白1と打ってしまい、黒4に回られて形勢不明にまで戻されてしまいました。
ただ白5に対して黒6は疑問手で、白9まで先手で下辺を削ることができたのは望外でした。
さらに黒6と中央を囲ったにもかかわらず、白17まで破られるようでは黒はおかしいです。
白17まで評価値は白76%ほどとなります。
実戦譜4
黒△のコウ争いの最中ですが既に白が大差で勝っています。
相手が秒読みに入ってからどんどん崩れてしまったのです。
コウ争いの秒読みのなか白1が前々から狙っていた手で、黒Aなら被害を最小限に抑えられますが実戦は黒B白Cとなり崩壊したのでそこで投了となりました。
まずまずの内容
途中形勢不明にまで戻されましたが、全体的に白が優勢の場面が多くまずまずの内容だったと思います。
基本的に早打ちの私は秒読みまで行くことはないので、相手が秒読みに入ると有利になることも意識していました。
2局目は後半で紹介します。
・県名人戦二連覇達成!!後編