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囲碁上達法~二桁級位者編

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二桁級位者が上達するためには

棋力別の上達法を自分の体験をもとに書くシリーズの二桁級位者編です。

二桁級位者といえば入門者に毛が生えた程度ですか。なんとか19路で一局打てるレベルとここでは定義します。

二桁級位者の頃の記憶がありません

実は私は二桁級位者の時の記憶がほとんどありません(笑)
なので体験を話すにもネタがない状態です。
入門から5級くらいまでは割と早めに上がったということなのでしょうかね。

とにかく実戦の数をこなそう

一般的には、このレベルは対局だけこなしていれば、一桁級位者まで上達することが多いと思います。
とにかく数多く対局をこなして、『石を取った・取られた』を繰り返して力を付けていくものだとある本にも書いていました。
しかし現実には「打っているだけでは二桁級位者から抜け出せない!」という人も少なくないのではと思っています。

私の考察&オススメ

そこで私なりに考察して一桁級位者に上がるための上達法を考えてみました!

  • 実戦対局はやはり最重要
    上にも書きましたが、実戦はやはり必要不可欠で最重要項目です。
    なので下記の項目はすべて実戦をしっかりこなしていること前提ということになります。
  • すごく簡単な棋書を読む
    棋書による勉強は当ブログでは鉄板の話題なのですが。
    しかし二桁級位者の方に「詰碁や手筋をどんどん解け」とか「布石の方向を学びましょう」というのは、あまり意味がない気もしてます。
    とはいえ最低限の勉強は必要でしょう。
    そこでオススメの棋書の例ですが、
  • 置き去りの傷を探せ―進級シリーズ〈2〉
  • 世界一やさしい詰碁 入門編
  • 世界一やさしい手筋 入門編
  • 入門、初心者のためのはじめての詰碁
  • 基本が身につくやさしい詰碁

まず石の生き死にの基本がわかっていないと、碁に勝てませんしそもそも楽しくないでしょう。上達どころではないですね。
下4つの棋書は初心者用の詰碁と手筋となっております。意外とこのレベルの詰碁は少ないのですよねー。
一番上の「置き去りの傷を探せ」という棋書ですが、これは9路盤の問題図でどこに手がありますか?という形式の問題集です。


↑例えばこのよう場面で、次に黒から打って手になるところが二つあるとのことですがどこかわかりますか?


↑正解の一つは黒1のコスミ!一路上のアタリを打ってはいけません。
実戦に頻出する筋ですね。


↑もう一つの正解は黒1のワリコミです。白が全部助けようとすると・・・、


↑続けてこのようになり上半分が壊滅しました(笑)


↑なので実戦ではこれが相場ですね。黒も白3子を取り込むことができました。
なかなか画期的な棋書で評判も高いようです。
※現実では初段を名乗る人でも、↑の答えは実戦では気がつくことはない・・・というのは秘密です(笑)

  • 上手に習う

ある程度棋力が上がると自分で勉強して強くなることも可能ですが、二桁級位者は這い歩きの赤ちゃんみたいなもの。
やはり導いてくれる上手の人は必要不可欠です。
対面が難しい方は、ネットでの指導もあるのでいろいろ探してみるのもいいと思います。

一桁級位者になると楽しいですよ

もちろん二桁級位者には二桁級位者の楽しみ方があると思いますが、一桁級位者になってくると打てる相手も急増し、大会出場も視野に入ってくるので楽しみの幅が広がります。
この記事が二桁級位者で止まっている人が壁を越すキッカケになってくれれば嬉しいです。

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