難解定石を紐解く
こんにちは(´・ω・`)
今回紹介するのはユージン伝出版、呉清源 著「新型の受け方」です。
↑の姉妹編になります。
「定石の考え方」が基本定石等を詳しく解説しているのに対し、本書は難解な新手・新型定石を詳しく解説したものになり、より高度な内容になっております。
新定石・裏定石の勉強の必要性を実感してくるのは、一般的にはアマ高段あたりからでしょうか。
知らないと一方的に形勢が悪くなるという事になりかねないのが、厳しい所です(;´・ω・)
本書は他の新定石・裏定石系の棋書に比べて、マニアックだと私は思っています。
本書に限らず昭和の棋士の棋書は、現在のそれよりも内容が濃い印象があります。
本の内容
本書の構成は、合計12型の新定石・裏定石を詳しく解説しています。
問題数は少ないかもしれませんが、それぞれたくさんの図を用いていますので、質は非常に高いです。
問題図
左図:とても難解な型です。一時期結構流行っていましたが最近は見なくなりましたね。
中央図:意外と打たれたことがある人は多いのではないでしょうか?面白い手ですね。
右図:実戦でこんな手を打たれたらビックリですね(笑)意外と手ごわいですよ。
左図:これも実戦に頻出する型ですが、次に黒からハザマを突いてこられるとどうなるのかを知っている人は少ないのでは?
中央図:基本定石からの派生型ですね。白4はカッコイイですね(`・ω・´)
右図:白がカケツギの場合は、ノゾキに手抜きもあり得ます。この後の変化は結構多いですが。
アマ高段者向けの高度な内容
どれも高度な内容で、アマ高段者以上向けと言えるでしょう。
県代表とかを狙うのなら、このような勉強も余裕があればしておくといいと思います(*^^)v
対象棋力はアマ5段以上推奨です。
評価A(^ω^)
↓一日一回の応援クリックよろしくお願いしますm(_ _)m