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「石の形 矯正トレーニング」~プロの感覚に近づこう!

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プロの石の形・感覚を学べる

こんにちは!!
今回紹介するのは、マイコミ【出版】、三村智保【著】
「石の形 矯正トレーニング」です。

石の形 矯正トレーニングです。

「石の形 集中講義 完全版」

↑本書は、名著と言われる前作の続編の位置づけになります。
あなたは囲碁を打つ時に、石の形を意識していますか?
石の形にも「好形」や「愚形」という言葉があるように、良し悪しがあります。
ごく稀に「愚形の好手」と呼ばれる、見た目の形は悪くてもいい手というものはありますが、基本的に愚形は働きの乏しい手です。
自分は愚形を打たないようにして、逆に相手に愚形を打たせるようにするのは、強くなるためには必要な技術です。
ちなみにアマでも県代表クラスにもなるとプロに近い感覚を持っており、なかなか石の形を崩させてもらえないです。
本書では、「正しい石の形」を身につけるために135題が収録されています。

目次

  • 第1章:サカレ形は一番の悪形
  • 第2章:二目の頭
  • 第3章:アキ三角
  • 第4章:利かしと味消し
  • 第5章:守りのカケツギはいい形
  • 第6章:急所の威力を知ろう
  • 第7章:ポン抜き30目
  • 第8章:重い石と軽い石
  • 第9章:腕試し問題

内容紹介


↑置碁でよく出る形ですが、黒1のツケは悪手です。
置碁での悪手の例としてとても有名なのですが、下手の真理としてはツケたくなるのでしょうかね。
白2のハネ出しに黒3と切ると・・・、


↑白1・3と打たれ、黒〇を1・3が突き破る形になりました。
これは最悪クラスのサカレ形で、プロの碁に出てくることはまずありません。
この図は右側の黒石が酷く傷んでしまい、黒の大失敗の図となります。


↑ちなみに黒2・4と打つ方がまだマシですが、白3とポン抜かれ上辺をガラガラに荒らされてしまうので黒が悪いのに変わりはありません。
では最初の図に戻って黒はどう打てば良かったのか、どれが正しい形なのかを本書では解説しております。

楽(?)に勝てるようになる

正しい石の形の感覚を身につけると無駄な読みをしなくなくなり、楽(?)に勝てるようになるでしょう。
これは持ち時間の少ないアマではとても重要なことになります。
実はプロも早碁などでは読まずに形だけで打っている場面も数多くあるのですが、碁が崩れることはありません。
これは正しい石の形を完璧に身につけているからこそできる芸当です。
またアマの場合、石の形が綺麗な人はそうでない人と比較して、上達スピードが格段に速くなると思います。
良いこと尽くめですので、まだ身についていない人は是非本書を読んでください。

まとめ

対象棋力:5級以上
評価:B

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