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ハメ手 棋書

「この手にはご用心!」~ハメ手研究をしよう!

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ハメ手・定石外れの対応策集

こんにちは!!
今回紹介するのは、東京創元社【出版】、金成龍・成起昌【著】
「この手にはご用心!」です。

囲碁で「定石」を勉強することは、序盤を有利に進めるための重要な分野になります。
また必然的な石運びや、基本手筋が沢山詰まっているため、定石を学ぶことは棋力向上に大きく役立ちます。
しかし実戦では、対戦相手が定石通りに打ってくれるとは限りません。
勉強した定石なら自信を持って打てるのでしょうが、怪しげな手や罠を含んだ手を相手が仕掛けてくることもあります。
仮にそのような手に引っかかっても、それは自分の実力です。
相手に非はありませんし、ましてや相手を責めるわけにもいきません。
ちなみにハメ手は通常はきちんと対応すれば相手の方が困ることがほとんどで、プロの実戦ではまず登場しません。
本書ではハメ手や定石外れの正しい対応を学ぶことができます。

目次

  • 第1章:上手の仕掛けへの応手
  • 第2章:アマチュアの実戦から

内容紹介

  • 第1章第1型:ハメ手と言えるか微妙ですが、白1のツケは打たれたら厄介な手ですね。
    正しく対応できるでしょうか?
    このような手も事前に研究しておけば動揺することなく対処できます。
  • 第1章第21型:白1の打ち込みは多子局でよく登場します。
    実はこの打ち込みは悪手なのですが、下手にとっては相当怖い打ち込みですね。
    もしこの手を打たれて「上下の黒石が裂かれて弱くなった」と感じるようでは気持ちで既に負けています。
    正しくは「黒の勢力圏に飛び込んできた弱い石」です。
  • 第2章第7型:三々定石の途中ですが、黒5が怪しい手です(笑)
    この後の正しい対応を知っている人は意外と少ないかも?
    私もネット碁で何回もこの手は打たれたことがあります。
  • 第2章第11型:シチョウ白よしの時に黒7は一般的には無理手とされています。
    この黒7を対処できないようでしたら、白2・4の定石は打たない方が無難です。
    結構難解な定石ですので知らない人は勉強しておきましょう。

強い武器になる

ハメ手の研究は単にハメ手の対策にとどまらず、手筋の勉強や定石を深く理解する事に繋がり、強い武器となるでしょう。
怪しげな手にビクビク怯えるのが嫌な人はハメ手を勉強して自信をつけましょう。
ハメ手に対して正しく対応できるようになれば、棋力の方も間違いなく向上しているはずです。
いつまでもやられっぱなしは誰だって嫌なものです。

まとめ

対象棋力:初段以上
評価:B

-ハメ手, 棋書

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