世界の新手法を学べる
こんにちは!!
今回紹介するのは, 誠文堂新光社【出版】、結城 聡【著】
「結城 聡 囲碁・世界の新手法ガイド」です。
・「囲碁大会必携!大斜・村正・大ナダレ」
上記の姉妹編です。
相手が知らない新手・新型を打つと、楽に勝利を手にすることができます(笑)
私もその味を占めて、ネット碁(東洋囲碁)4・5段の頃に本書を読み漁りました。
序盤で一気に優勢になったり、場合によってはそのまま相手が投了という事もありました。
逆に自分がやられる側になると、実力を発揮する前に一局が終わってしまうような虚しい感覚になったりします。
それだけ新手・新型の破壊力は凄まじいということなのですが、今や最新情報は中韓発祥のものばかりとなっています。
従って日本の囲碁ファンは中韓の情報が書籍化したモノを利用する以外になかなか情報を入手する機会がありません。
本書では世界の新手法を詳しく解説し、アマでも使いこなせるようにしてくれています。
目次
- 第1章:驚きの新手アラカルト
- 第2章:ミニ中国流進化論
- 第3章:大ナダレ新時代
- 第4章:世界を制した布石
- 第5章:ある布石における新定石
- 第6章:世界戦奮闘記
内容紹介
- 恐怖の肩ツキ:有名な手ですね。
この黒1は非常に強力な手段で、むかしある日本のプロが中韓にプロに仕掛けられました。
私のこの手法に相当痛い目に遭わされました。
配石次第なのですが、黒に悪い図はないとのことです。 - 究極のソバコウを放つ:白1から5の手段も非常に強力で、知らないと序盤で投了しなければいけなくなります。
恐怖の肩ツキとセットで学んでおきたい型になります。 - ワリ打ちが絶滅!?:黒5までの布石に対して、一昔前までは白6のワリ打ちが絶対でした。
しかし黒7・9・11という手法が開発され、現在では白6は打たれなくなりました。
私も何度も黒白どちら側でも打ったことがありますが、確かに黒側での勝率が高かったですね。 - 王者の悪夢:大ナダレ定石の変化で白1という恐ろしい手があります。
これだから難解定石は嫌ですね(笑)
最近の私は簡明型ばかり打っています。
難易度が高い
プロでもハマったというくらい、レベルの高い型ばかりです。
長手順で変化が多いので、難易度が高くなっています。
それだけに一局の碁を終わらせるほどの威力があるものばかりです。
本書を熟読するには基本定石を一通り学び終えたアマ高段の棋力が必要でしょう。
まとめ
対象棋力:5段以上
評価:A