知らないと損する
こんにちは!!
今回紹介するのは、 東京創元社【出版】、梁宰豪【著】
「韓国の新しい試み (下)」です。
前作の続きになります。
本書は「新定石・裏定石」カテゴリ-に分類していますが、中国流・小林流・三連星などのシステム布石の戦法も実は掲載しています。
この辺の区別・分類が難しいのですよね。
序盤戦でいきなり不利にならないためにはこのような棋書をガンガン読んで知識として蓄えないといけません。
この作業が楽しいと感じる人はどんどん勉強してください!
そうでない人は途中で投げ出さない程度に、地道にコツコツやるしかないです。
本書では世界の新手新型を解説しています。
目次
- 第1部:韓国の新手新型(承前)
- 第2部:他国の新手新型
内容紹介
- 第1部_第29型:小林流の変化のひとつですね。
小林流愛用者はしっかりと身に付けたい頻出形です。
実はこの図は黒が甘いという評価が後に定着して最近は打たれなくなりました。
そこで黒8では別の打ち方もあります。 - 第1部_第31型:白2と下がる手は、黒3(!)という強手が発見され打たれなくなりました。
この黒3を知っているアマがどれほどいるかが興味深いです。
おそらくそんなにいないと思いますので、この手を覚えておけば後々良いことが起きるかもしれません。 - 第2部_第5型:序盤早々に2線に打つのは違和感を覚える人もいるでしょう。
これが意外と有力で、私も何度も打たれたことがあります。
ネット碁だとクリックミスとこの手を知らない人には思われてしまうかもしれませんね。 - 第2部_第6型:このタイミングで黒1のコスミツケは、あまり打たれない手といったところですか。
非常に厳しい狙いがありますので、白の方で注意が必要です。
最近の碁は昔に比べて序盤から激しいことになりやすいですね。
こんなところで勝負が決まらないためにも、普段の研究が重要になってきます。
勝率アップが狙える
アマの碁でもよく出てくる布石・定石から派生する型ばかりです。
そのため勉強したその日から実戦投入することもでき、非常に即効性の高い内容となっています。
こういう手法はネット碁で中韓の人たちがよく打ってくるといのが私の経験談で、何も知らない状態で立ち向かうといいように遊ばれてしまいかねません。
本書の内容をしっかりと理解できたら、今までよりもさらに勝率を上げる事ができるでしょう。
まとめ
対象棋力:3段以上
評価:A