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【囲碁】理論派と実戦派

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理論派と実戦派の違い

アマ碁打ちは大きく「理論派」と「実戦派」の二種類に大別することができます。
ちなみに私は理論派です。
以下に大まかな傾向を私の独断と偏見で述べていきます(笑)

理論派

強み

  • 棋書による勉強に熱心。
  • 棋理に明るい。
  • 筋や形がいい。
  • 布石や定石などの知識が豊富。
  • じっくりとした碁が得意(ヨセが得意)

弱み

  • 読みが弱い。
  • 戦いに不慣れ。(非力である)
  • 不測の事態に対応できない。
  • 負けるときはあっさり負ける。

また、良くも悪くも安定感のある碁を打ちます。
格下には安定して勝てますが、格上にはなかなか勝てないタイプです。
布石・定石本や理論書とかが大好物な人種です(笑)
「非力な碁」「教科書通りの碁」などと揶揄されることもあります。

 実戦派

強み

  • 読みが強い。
  • 戦いの碁が得意。
  • 嗅覚が鋭い。
  • 粘り強い。

弱み

  • 棋理に暗い。
  • 筋や形が悪い。
  • 無理手を打つことが多い。
  • ヨセが苦手。

「悪力(あくりき)」という囲碁用語はご存知ですか?
これは、「筋は悪いが読みの力の強い碁。妙なところで力を出す碁。」という意味ですが、典型的な実戦派を表現するにはピッタリな言葉です。
この他には「筋悪の力碁」という呼び方もあります。
実戦対局だけの叩き上げで強くなってきたタイプが多いです。
勝負どころの嗅覚が鋭く、相手が困る(嫌がる)手を熟知しているイメージでしょうか。
不思議な事に詰碁や手筋をガッツリやっている人はそこまでいません。
従って読みはそこまで強くないけど、力は強いという人も多数存在します(笑)
※ちなみにアマでも棋力が上がれ上がるほど、理論派でも実戦派でも、それぞれの弱点は小さく(消える)なります。

どっちが強い?

それぞれに強みと弱みがあるのですが、アマでは実戦派が幅を利かしている印象があります。
(棋力は同じくらいと仮定した場合でも)
序盤は棋理に明るい理論派がリードすることが多いのです。
しかし中盤以降、石が競り合ってくると途端に失速します。
そしてヨセに入る前に負けてしまうといった感じでしょうか。
得意の序盤においても実戦派がハメ手や定石外れを仕掛けてきて、やられてしまうパターンも少なくありません。
私も何度もそんな負け方をしていました。
結局囲碁は、腕力が強い方が大体勝ちます。

理論派の課題

模範的な回答としては、詰碁と手筋の勉強をして地力をつけるのが王道にして早道でしょう。
棋書カテゴリ「詰碁・死活」・「手筋」の早見表
また、実戦派は力自慢である反面、筋が悪い手や無理気味な手を打ってくることが多いです。
そして理論派はそれを咎めることができずに無理を通してしまう・・・。
思い当たる節はありませんか?
無理手やウソ手の咎め方を学ぶ棋書は数多くあります↓
棋書カテゴリ「ハメ手」の早見表
私もかつては相手の無理手・ウソ手を咎められずに苦労しましたが、棋書で勉強して克服してからは一気に世界が変わりました。
ハメ手を研究することは、理論派にとってオススメの勉強法です。
他には、中盤の分野専門の棋書を勉強するのも有力です。
棋書カテゴリ「中盤」の早見表
理論派は棋理に明るいために、腕力をつけることができれば、かなり強くなるでしょう。

実戦派の課題

筋や形の悪い手を打たないようにすることが一番大事でしょう。
これが治らないと非常に厄介な上達の壁になってしまいます。筋をよくするためには手筋や棋譜並べが有力です。
また、序盤感覚を鍛えて苦手分野の克服を目指しましょう。
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当然ヨセの勉強も大事です。
ヨセが強くなることで碁に安定感が出てきます。
棋書カテゴリ「ヨセ」の早見表

弱点克服がカギ

理論派・実戦派双方、弱点の克服がカギになります。
その為の勉強は辛い面が多いと思いますが、強くなりたければ逃げずにやりましょう。
囲碁の棋力は各分野の総合力ですので、長所を伸ばすことよりも弱点を強化する方が効率的です。

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