プロや院生の上達法
こんにちは!!
今回紹介するのは、MYCOM【出版】、白江 治彦【著】
「碁この法則を知っておけ」です。
の続編になります。
囲碁がどんどん強くなる人とそうでない人の違いは何でしょうか?
当然努力量の違いによるものが大半だと思いますが、それなりに努力しても強くなれないという人もたくさんいると思います。
では所謂才能の有無というものでしょか?
たしかに囲碁も才能があった方がいいでしょう。
しかし本書の著者、白江治彦八段は囲碁の才能とは「プロでタイトルを取るのに必要なほんの少しの閃き程度のもの」としています。
これには私も同感で、少なくともアマの範囲内では努力次第でどこまでも強くなれると思います。
さらに努力しても強くなれない人の特徴としては、無駄な努力(勉強法)を繰り返していると本書では分析しています。
努力に完全な無駄はそうそうないと思いますが、言い換えれば「効率の悪い努力(勉強)」でしょうか。
逆に「効率の良い努力(勉強法)」を知っているのがプロやプロの卵である院生です。
本書では努力しても強くなれないアマのために、プロや院生の勉強法・上達法を公開しています。
目次
- 1 この法則(打ち方)を知らない人は絶対勝てない
- 2一局を組み立てる法則(打ち方)決めて
- 3ズバリ強くなる法則(打ち方)この7か条
内容紹介
本書の中で特に印象に残った上達法は、「負けた碁は必ず検討する」というものです。
以下本文中の安倍吉輝九段の文を引用
本当に、碁が伸びる人はどんどん上達する。
ところがダメな人は、何か永遠に伸びないという感じの碁をいつまでも打っている。
これは何がいちばんの原因かというと、ボクの考えるには、打った碁を反省しているかいないかの差だと思うね。(中略)
碁というものは努力と反省の積み重ねで上達するものです。
このことは絶対断言できるね
詰碁・棋譜並べや実戦対局はもちろん上達への王道なのですが、意外とこの負け碁を検討することをしている人は少ない印象です。
私自身も負け碁の検討を徹底的に行い強くなってきました。
特に自分以外(同格以上)の人との検討はとても勉強になり、ワンランク上の碁を打てるようにになりました。
今の時代は身近に指導してくれる強い人がいなくても、ネットで繋がりを作れる時代です。
私もネット碁とSkype(無料通話サービス)を利用して他県のアマ強豪と検討や研究を行っています。
囲碁が強くなりたい人は、ぜひ負け碁の検討を習慣化してみてはどうでしょうか?
まとめ
対象棋力:全棋力
評価:A