囲碁上達を公開
こんにちは!!
今回紹介するのは、永岡書店【出版】、加納 嘉徳【著】
「囲碁上達へのアドバイス」です。
囲碁の上達方法は、我々アマが喉から手が出るほど欲しい情報です。
プロの先生に質問したことは私も何度かあります(笑)
最近では逆に、アマの人たちから質問されることが多くなってきました。
そういった欲求を満たす有力な方法の一つが、上達・勉強方法などに関する棋書を読むことです。
私は級位者の時に囲碁の本格的な勉強を始めたのですが、上記のような棋書を早い段階で購入して、勉強法を勉強しました。
時間をかけて努力するにしても、正しい勉強方法じゃないと効果が上がりにくいと考えたためです。
本書も囲碁上達のために何をすればいいのかを示してくれている貴重な一冊になります。
目次
- 第1章:強くなる勉強方法
実戦で腕をあげる方法
日常の方法 - 第2章:実戦での心理
技術面を助ける精神力
精神的破滅
内容紹介
この本の中で私が印象に残ったことは心理面についての章でした。
相手をあなどると痛い目に遭うという内容です。
Kさんという初段の人が、とある寒村で村一番強いSさんという同じ初段格の人と対戦しました。
Sさんは我流で布石も定石もないような碁を打ってきます。
そのためKさんが中盤初めには圧勝の形勢になるのですが、その後妙な力を出してきて逆転されたのです。
すぐにもう一局となり、やはり序盤はKさんが優勢になります。
中盤の難所も固く打ち勝利を確信した時に、ダメ詰まりのうっかりで攻め合いが逆転して、負けてしまったというのです。
「あんな弱い初段に負けて」と悔しがるKさんを著者が「あんな弱い初段と思っているからいつかその油断が首をもたげる」とたしなめていました。
私も似たような事は何度か経験しています。
不思議とそういう不遜な考え方を持つと負けてしまうのですよね・・・。
特に大事な大会でやらかした悔しさは今でも覚えています。
もうその人にリベンジする機会はおそらく二度とないでしょう。
囲碁は心理面の影響を大きく受けるゲームです。
心理面が不健全では上達の妨げにもなることは間違いないと私は思います。
技術的な内容が多い
上記では心理面についての紹介でしたが、本書は全体的に参考図や問題図を用いた技術的な内容が多いです。
置碁から互先までにアマがよく打つ悪手を解説しています。
上達の壁にぶつかっている人は是非読んでみてください!
まとめ
対象棋力:3級以上
評価:A