ハメ手について
こんにちは!!
今回紹介するのは、日本棋院【出版】、石田芳夫【著】
「これで万全ハメ手対策」です。
みなさんはハメ手を打たれたことはありますか?自分は未だにネット碁でハメ手臭い手をよく打たれます(笑)
ハメ手と裏定石の違い
ハメ手とは基本的に正しく応じれば仕掛けた側が悪くなる手を指します。
正しく応じられても互角になるというハメ手も存在しますが、自分の中ではそういう類は「裏定石」と区別しています。
ハメ手は邪道ではない!
ハメ手というと邪道という感じで勉強するのすら敬遠する人もいるかと思います。
しかしハメ手に出てくる手筋は他の場面に応用できるものばかりで、ハメ手を「手筋の缶詰」と表現する人もいるくらいです。
これを研究することは碁の地力養成に大いに役立つと思っています。他にもハメ手を打たれた時に対抗できます。
意外と県大会や全国大会でもハメ手みたいなのを打ってくる人っているのです。
備えあれば憂いなしですね!
目次
本書は1~4章構成になり、星・小目・高目・目外しのハメ手をそれぞれ解説しています。
偏りがないというのは高ポイントですね。
内容紹介
↑例えば星のハメ手で代表的なツケノビ定石。
ツケノビ定石自体はほとんどの人が最初に覚える定石ですが、これがかなりハメ手を含んでいるのです。
白8で単に10から切っていく型もあります。
↑これなんか置き碁の有名なハメ手ですね。一度は打たれた方も多いのでは?
↑小目のハメ手となると星よりも複雑なものがたくさん出てきます。
この図はハメ手と言われていますが、白が正しく応手しても互角に近い分かれになるのでプロの実戦でも出現します。
裏定石と言った方がいいかもしれません。
これも誰でも一度は痛い目に遭う確率の高い型です(笑)
↑高目・目ハズシですが、まさにハメ手の宝石箱です。
実戦で相手に目ハズシや高目を打たれるとハメ手を警戒しなくてはいけません。
特にネット碁では私の経験上これらにカカったら8割方注文をつけたような手を打ってきます(笑)
高目のハメ手は難解なものが多いのですが、このようにシンプル(?)にハメ手臭い!という手もあります。
↑最後に大ボス、目ハズシのハメ手です。皆さんご存知の大斜定石です。
ハメ手の中でも最難関で数も多く非常に厄介な存在です。
自分もかなり研究しましたが、正直覚えきれませんでした・・・。なので大斜は基本避けます!!
プロでもハマることがあると言われる超絶難解なハメ手の数々、興味がある人は是非研究してみてください。
一冊だけでは網羅できない
''これで万全''と書いてはいますが当然この本には書いていないハメ手もたくさん存在します。
ハメ手の本は、他の本と内容が被っていることが多いのが特徴ですが、その本にしか書いていないハメ手の型や変化図というのもあって厄介な一面もあります。
まとめ
対象棋力:初段以上
評価:B