囲碁のマナー違反
囲碁を打つ以上、常に問題になってくるマナー違反について書きます。
マナーについては、どこまでがマナー違反なのか境界線が曖昧なところがあり厄介です。
人によって価値観は変わってくるので、絶対的な決まりは作れないですよね。
今回は私の経験からマナー違反の度合いを、ハメ手小事典の危険度をマネて挙げてみようと思います(笑)
・「新・早わかりハメ手小事典」
マナー違反の危険度を作成してみた
危険度C:そこまで気にすることはないかもしれないけど、人によっては文句を言ってくる可能性がある。
- 握りをする時に、白石を目上(棋力が上とか歳が上の人)に譲らない。(白を譲る方が失礼という逆の説もあるらしいです)
- 対局中のボヤキ。プロでもする人はたくさんいますので、あまり批判されにくい話題ですが、鬱陶しい人もいますよね(笑) 独り言みたいなボヤキもあれば、相手に話しかける風なもの、幽霊や宇宙人と交信しているみたいなものと多彩です(・∀・)
- 個人的に腹が立つのは形勢いいのに「負けてるな~。負けてるな~」と嘯くタイプ。
この手のタイプは本当に形勢が悪くなると途端にボヤキが止まることが多いです(笑) - 対局途中で隣の対局を見る。
- 碁石を手に持ってジャラジャラする通称「石ジャラ」。
碁笥の中に手を入れてジャラジャラするのもある。 - 石を盤上に打とうとして、相手を見て手を戻してまた考える。
人の目線や表情で何かを察知しているのかな? - 初手を右上隅以外に打ったり、黒番の人から見て↓の図にような向きの小目に打つこと。
私がこの小目の向きで打った碁が地元新聞の棋譜欄に載った時に、そのことでクレームを付けてきた人もいました。
危険度B:なるべくしない方がいい。相手が不快な思いをする可能性が高い。
- 対局開始と終了のときに挨拶をしない。
- 投了する時に言葉にしないで、いきなり石を崩す行為。
- ダメまで詰めて整地している最中に、予想以上に大差だったことに気が付いていきなり石を崩す行為。
※これら3つは、やられたら私はもうその人とは基本打ちません。 - 対局途中に相手を睨み付ける行為。マジやめてください・・・。
- 碁石に指がくっついている状態で碁盤に石を置いた後に、そのまま離して別のとこに打つ。
大会によっては指が触れていても、待った扱いで反則負けになることもあるみたいです。
しっかり打つ場所を確定して石を置きましょう。 - 貧乏ゆすりとかで碁盤や机を揺らす行為。
- 整地の時に、アゲハマを全て手で持ち、他の人が見えないように、机に下に隠して少しづつ埋めていく。
整地の誤魔化しを疑われても文句が言えません。
(実際にアゲハマを隠す人を何人か知っていますが、ポケットにあらかじめ碁石が入っていたという黒い噂を聞いたことがあります。)
危険度A:出入り禁止クラス。揉め事になる可能性大。もはやマナー云々の話ではなくなってるものも・・・。
- 勝った相手に途端に高圧的になる。上から目線や見下す発言が出てくる。
現実問題、碁が強い方が偉いと勘違いしている人は結構いるものなのです。 - 逆に負けた相手に悪態をつく。負けた悔しさは碁の勉強をするなど次につながる方法で発散させましょう!
- 上記二つを行う。両刀使いの猛者もいるのです。常に俺が一番正しいんだ!という人ですね。
- 終局後、石を片付けずに去る。
- 整地の誤魔化し、待った・ハガシなどの反則行為をする。
- 人が打っている途中で横から助言をしたり、それらしきことをほのめかす行為。
- 検討とかで相手の手をすべて否定し、自分の手はすべて正しいという態度。
- ある大会で握りの時に私が黒だったが、いくら待っても相手が握ってくれない。
そこで仕方なく黒石2個を置くと、それ見て白石を4個だけ握ってその人が好きな白番を手に入れられた(実話&経験談)
普通は握りを行うときは、先に白を持った人が最低でも10個くらいは握ります。
その対局は私が勝ちましたが、怒りというよりも呆れました。 - 大差で勝ってる碁を相手が投げないと怒るが、自分は大差で負けていても投げない。
- 時間切れを狙って無意味な着手を打ち続ける。審判判断で反則になります。
終わりに
世の中にはワザと相手が嫌がるマナー違反をして、イライラさせ囲碁に集中できないようにする盤外戦術を使う輩もいます。
まだ他にもあると思いますがこれくらいにしておきます
お互い気持ちよく対局をするためにもマナーには十分注意しましょう^^