囲碁のどの分野を勉強したらいいの?
囲碁が強くなりたい!と張り切って囲碁の勉強に取り掛かるのはいいのですが、
いざ勉強しようとしたらたくさんの分野があり、どれから取り掛かかればいいのか悩んだことはありませんか?
ちなみに当ブログでは囲碁の分野を独自に定義しています。サイドバーの「棋書」カテゴリーから派生しているものです。
理想的なのはすべての分野を満遍なくすることです。
しかし仕事や学業で囲碁に充てられる勉強時間に限りがある人もいますし、効率のよい勉強法を確立したい人もいるでしょう。
自身の苦手・得意を確認しよう
そこでまずは自分の得意分野・苦手分野をはっきり確認することが重要になってきます。
とはいえそれが意外と難しいのです。
私は以前、級位者や有段者の方に碁のことで相談されたことがあるのですが、
- 「布石が下手でどうも・・。」→布石ではなく中盤でボロボロになってますね・・・。
- 「どうも最近逆転負けが多いのですよね~。」→最初から形勢悪いです・・・。
- 「ヨセには自信あるけどね~」→8目と20目のヨセを平気で間違えているのですが・・・。
という感じでした(笑)
これは珍しいことではなく、そもそも正しく自分の碁を評価することができないというのは、棋力が低い人にはほとんど当てはまります。
導いてくれる人の大切さ
こうなると上手の方に見てもらうよりありません。いわゆる「師匠」や「指導者」「先生」となる存在のことです。
「そんなこと言っても身近に強い人がいないよ。」と言う人もいるでしょう。
しかし今の世の中ネットを使った指導をプロや囲碁インストラクターがしています。
SNS等で囲碁仲間が集まっている所があるのでそこで上手に教えてもらうのも一つの手でしょう。
ある程度棋力がある人は、囲碁AIを活用すればプロより強い存在が毎日指導してくれます。
苦手分野をまず補強しよう!!
次に苦手と得意分野が分かった後、苦手分野を補うのか、得意分野をさらに伸ばすのかという話に移ります。
これはどちらも大事なことですし、人によって意見は違うと思いますが、
私は、苦手分野をなくすことが優先したほうがいいと思っています。
囲碁の力と言うのは結局総合力なので、何か一分野でも極端に弱いとそれが足を引っ張ってしまい、結果思うように強くなれません。
各分野の勉強法
↑大まかな勉強法としてはこのようになっております。
棋譜並べの万能感がすごいですね(笑)
布石やヨセの勉強についての注意と方法は↓の記事をご覧ください。
・「序盤感覚とシステム布石についてのお話し」~布石の勉強には二種類ある、正しい布石上達法を知ろう!
・ヨセの棋書の種類は一つではない
・ヨセの重要性についてのお話
・大ヨセの分野は「知識」以外にも必要なものがある!!
強くなるほど苦手分野の負荷は大きくなります!
棋力が上がるほど各分野の精密度が高まり、わずかな苦手分野の有無が勝敗を決める致命的な部分になったりします。
一度自分の囲碁と向き合って今後の勉強計画を立ててみてはどうでしょうか。