超基本手筋の問題集
こんにちは!!
今回紹介するのは、マイコミ【出版】、趙治勲【著】
「ひと目の手筋」です。
手筋と詰碁は、囲碁が上達するための車の車輪と言われています。
強くなりたければ詰碁と手筋に取り組めばまず間違いありません。
とはいえ、いきなり難しい問題を解こうとしても長続きしないでしょう。
まずは簡単な問題をしっかりとマスターすることが大事です。
本書は、最も基礎的な手筋の問題を集めています。
目次
- 第一部
- A:わかりやすいひと目の手筋
- B:続わかりやすいひと目の手筋
- 第二部
- A:ちょっとむずかしいひと目の手筋
- B:続ちょっとむずかしいひと目の手筋
全167問が収録されています。
内容紹介
↑黒番で種石を取る手があります。
実戦では意外と気がつかない人も多いかもしれません。
↑黒1が手筋で、白△は取られています。
ダメヅマリのせいでどうもがいても白は逃げられないのです。
↑白1は黒2で次に白aと打つことができません。
また白1でaは次にaのニ路左に打たれて取られています。
↑白1とこちらからアテるのも黒2と引かれて、次にaとbが見合いでやはり取られていますね。
↑これも黒番で白を取る手があります。
超有名な手筋で、初段を目指す人は必ず覚えておかなければいけません。
↑黒1のワリコミがまさに手筋!
「鶴の巣ごもり」という名前でよく知られている形です。
この一手で白は身動きが取れないのが手筋の威力です。
手堅い一間トビで連絡している風に見えてた白ですが・・・、
続けて白1から脱出を測っても黒4までオイオイオトシとなります。
白1で3から来ても黒4と打ち、同じ図に戻ります。
なお、仮にひとつでもダメが空いていると成立しないことに注意してください。
アマ初段を目指す級位者にオススメ
簡単な基本手筋ばかりで、逆に言えばこれらの手筋を知らないようではアマ有段にはなれません。
これから初めて手筋を勉強しようしている級位者だけならず、基本を学び直したい有段者にも読んで欲しい一冊となります。
難易度も易しく、問題数もそれなりにあるので何度も繰り返し読んで身体で覚えてしまいましょう。
姉妹本である下記の棋書と併用することでさらなる棋力向上を狙えると思います。
ひと目シリーズは良書揃いで、碁の勉強に初めて取りかかる人に私はよくオススメしています。
まとめ
対象棋力:5級以上
評価:A