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序盤感覚 棋書

「石の方向養成トレーニング」~正しい石の方向感覚を身につけよう!

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序盤の石の方向を鍛えられる

こんにちは!!
今回紹介するのは、マイナビ【出版】、マイケル レドモンド【著】
「石の方向養成トレーニング」です。

中盤になるといつの間にか不利な戦いに持ち込まれる事ってありますか?
私は頻繁にその現象に遭遇しています(笑)
戦いの力が弱いからというのもたしかにあるのでしょう。
しかし検討してみると、結構序盤の石の方向が悪いのがそのまま中盤戦に響いているということも多いのです。
スタートラインで既に遅れているのであれば苦しくなるのは当然ですね。
中盤戦を互角以上の状態で迎える為には、序盤の正しい石の方向感覚を身につけなければいけません。
本書ではそれらの力を鍛えるための問題や、石の方向を判断する6つのポイントなどを学ぶことができます。

目次

  • 序章:石の方向を判断する6つの方向
  • 第1章:星の布石 基本編 第1問~第28問
  • 第2章:小目の布石 基本編 第1問~第20問
  • 第3章:星の布石 応用編 第1問~第67問
  • 第4章:小目の布石 応用編 第1問~第52問
  • 第5章:総合問題

内容紹介


↑白番の問題です。右下の定石は黒が実利を稼ぎ白が厚みを得たワカレです。
白はこの厚みを働かせないと、稼がれた実利の分だけ形勢を悪くします。
厚みを働かせるためには、AとBどちらに打てばいいでしょうか?

↑白1と打ち込み、黒△を攻めあげるのが厚みを働かせる最短ルートです。
黒2と逃げてくるかもしれませんが、白7までとなれば右辺の黒が猛攻を受けています。
右辺黒2子は治まるまで相当苦労しそうな形で、この石が弱い間は主導権は白が握っています。

↑白1とカカリまで進むのは、黒2の「ハサミとヒラキを兼ねた絶好点」を打たれ、以下黒12まで白△の厚みが働かないです。
いや、攻められる危険性すらあります。
厚みだったはずの白一団を心配しないといけないという時点で既におかしいですよね。
こうなると碁は完全に黒ペースです。
このような失敗をしないようになった時が布石が上達した瞬間でしょう。

何度も繰り返し解こう

詰碁や手筋の問題と同じで、この手の問題も何度も繰り返し解く事によって、はじめて効果が出てきます。
問題を見た瞬間に答えの場所に手が自然と向かうくらいまでやり込めば、布石はアマ高段以上の感覚を身につけることができると思います。
序盤感覚は上達にすぐに結びつく分野なので、強くなりたい人は是非勉強してみてください。

まとめ

対象棋力:3級以上
評価:A

-序盤感覚, 棋書

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