基本的なハメ手本
こんにちは!!
今回紹介するのは、誠文堂新光社【出版】、囲碁編集部【著】
「ハメ手の用心 これだけは」です。
ハメ手の定義とは何なのでしょうか。
本書の冒頭より引用しますと、
囲碁に「ハメ手」はありません。
というのは、すべての情報が盤上に呈示されているからです。
多くの場合は「勝手にハマリ形となったあなたが悪い」といわれて、返す言葉もないでしょう。
ハメ手という手法は本来囲碁にはなく、結果としてハマった形になったに過ぎないということですか。
そしてハマった形になっても引っかかる方が悪いと続いています。
ハメ手に一回引っかかるのは仕方ありません。
しかし同じハメ手を何度も喰らうのはさすがに愚かでしょう。
そのようなことにならないために、普段からの勉強・研究が大切になってくるわけですね。本書では星のハメ手を中心に基本的なやさしめのハメ手を解説しています。
目次
- 第1章:ハメ手はハマリ手
- 第2章:星のハメ手18型
- 第3章:そのほかのハメ手5型
内容紹介
↑置碁でよく打たれるハメ手の類似3型です。
私がまだ5級くらいの時でしょうか。
碁を覚えた教室の有段格の先生に7子か8子置いて、このハメ手で苦しめられたことをおぼろげながらに覚えています(笑)
例えるなら、安全圏と思っている場所に土足で踏み入られるような感覚でしょうか。
今から見れば単なるハメ手に過ぎないのですが、当時は本当にこの手の対策に悩まされたものです。
まだ囲碁の勉強なんて全くしていない時期でしたから、いつまでたっても同じようにやられていました。
冒頭で話した愚か者だったのですね。
今では置碁で私がこういった手を打つ立場になっているのですが、やはり下手は相当嫌がりますねー。
ちなみに上図の3型はそれぞれ白石が一路違いですが、内容は結構変わってきますので、うろ覚えには注意してください。
ハメ手を恐れるな
ハメ手に気を付けることは大事ですが、恐れることはよくないです。
ハメ手を恐れるばかり固すぎる手ばかり打って負けるくらいなら、かえって積極的にハマりその都度少しづつ成長する方が有益で、早い上達に結びつくでしょう。
また楽して勝ちたいという人はハメ手の勉強をしてみるのも一策で、一定以上の棋力には通用しなくなりますが、碁会所高段者くらいまでなら案外簡単に引っかかります(笑)
本書では簡単なハメ手をまとめた一冊となっていますので、初めてハメ手を勉強するという人に特にオススメします。
まとめ
対象棋力:3級以上
評価:B