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「小目一間ガカリの周辺」~小目一間ガカリのエキスパートになろう!

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小目一間ガカリの専門書

こんにちは!!
今回紹介するのは、東京創元社【出版】、劉昌赫【著】
「小目一間ガカリの周辺」です。

一昔前まで小目の石にはケイマガカリが主流でした。
その後、一間ガカリが出てきてオオゲイマガカリや二間高ガカリなども登場してきました。
特に最近の碁は一間高ガカリの登場頻度が高く、体感的にはケイマガカリと同等以上です。
それに伴い一間高ガカリの新手・新型が数多く生まれ、プロアマ問わず流行しています。
中には研究していないと潰されてしまうような変化もあり、普段の研究の重要性がますます高まってきていると言えるでしょう。
本書は一間高ガカリの周辺の定石や布石を数多く集め解説しています。

内容紹介

全23型の新手・新型を収録しています。
個々の解説がとても質が高いです。

  • 第1~12型:ご存知ツケヒキ定石と、白2でDと打つナダレ定石について解説しています。
    白2のあとCとBと打つ定石や黒3でAと打つ旧定石などもあります。
    他には手抜きなどもありますが、囲碁AIの評価では黒Bに切られてはよくないとされ、最近ではめっきり見なくなりました。
  • 第13・14型:黒1の一間バサミに対して白Aや白Bも最近ではあまり見なくなりましたね。
    具体的な理由は知らないのですが、スピード重視の現在において足が遅いと評価されたのではないのかと私は考えています。
  • 第17・18型:黒の一間バサミには白1のツケが大多数ではないでしょうか。
    黒2・4もよくある定石でこのあと白A・Bなどが考えられます。
    難解型も多く、私もいろんな棋書を読み漁って勉強したものです。
  • 第20~23型:黒△と単にヒラク定石も相当流行りましたね。
    このあと白からはA~Dの応手が考えられ難解型になる恐れもあります。
    この型も私は相当研究して、普通のアマがまず知らないようなハメ手や裏定石まで把握できるようになっています(笑)
    おそらくあなたが想像している以上に無数の変化がありますよ。

非常に実戦的な内容

小目一間ガカリと言う分野に絞って非常に詳しい解説がされています。
このような棋書は他にほとんど例がなく、アマ高段以上を目指す人は是非本腰を入れて勉強してみてください。
実戦に出てくる確率が非常に高い内容なので、読んで損はないとしたものでしょう。
私は大会だけなく、早碁が多いネット碁でも大いに立ちました。
このような棋書はもっとたくさん世の中に出てきてほしいですね。

まとめ

対象棋力:5段以上
評価:A

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