囲碁の上達法・勉強法等を公開!

かずたんの囲碁が強くなりたい

大会の結果報告

【囲碁】第18回囲碁アマチュア竜星戦(世界アマ)県代表になりました!!

更新日:

二連覇を達成!

先週13日に行われた「第18回囲碁アマチュア竜星戦(世界アマ日本代表決定戦)」の県大会で優勝して県代表になることができました!!
去年も優勝したので二連覇となります。
余談となりますがアマ三大棋戦のひとつである「世界アマチュア囲碁選手権戦 日本代表決定戦」=通称「世界アマ」は、去年2018年の第40回終了後に囲碁アマチュア竜星戦に合併されました。
大会の中身は殆ど変わらないのですが、アマ竜星に吸収合併された形らしいですね。
囲碁アマチュア竜星戦の施行回数を引き継いで第18回(世界アマとしては第41回)となっています。

絶不調の中で結果が出た

ここ最近は囲碁の勉強はほとんどできていなくて、絶不調に陥っていました。
県代表を決めるような大会ではないのですが、県内限定の団体戦や囲碁会で不甲斐ない碁を打ってポロポロ負けていたのです。
久しぶりのメジャーな県大会だったわけですが、不調なことを受け入れて丁寧に打とうという心がけで臨みました。
基本的に囲碁というゲームは不調やスランプになっても棋力が落ちたという事はほとんどなく、勝負感が鈍っていたり精神面の調子などが原因であることが多いです。
「自分の碁の力は落ちていないのだから、しっかりと実力を出し切ればチャンスはあるはず」と考え、当日は落ち着いて碁を打つことができました。

対局紹介

今いる県では、県大会は地区予選を勝ち抜いた16人で行います。
今回は珍しくクジ運に恵まれ、決勝まで優勝候補クラスと当たらない組み合わせとなりました。
決勝の相手は現在県トップとして君臨されるKさんです。
その碁を一部ですが紹介します。
握って私が白番。

実戦1
序盤は白が打ちやすいと感じていました。
黒△と打った場面で白1から3と大場を占めましたが少し足が遅かったです。
黒2・4が好点で右辺の黒の厚みから大模様が出現しました。
ここでヤキモチを焼いて白5から消しに行ったのが私の悪い癖で、当然相手は受けてくれるわけもなく黒10まで一気に攻められてしまいました。
左下の白一団も危険な状態になってきており、かなり苦しい局面と感じていました。
ところが囲碁AIは黒10までで白の評価値が70%を超えており、本当は白が優勢であることに驚きました。
本当に苦しくした手はまた別にあったのですね。


囲碁AIとの検討結果

上図は囲碁AI「Lizzie」で検討した上で自分が納得した図になります。
白1とケイマに打つ手は隅が甘いので以前はあまり打たれなかったのですが、囲碁AIが頻繁に打つので現在では市民権を得ています。
隅の地よりもスピード重視の手法でこの局面でも有力でした。
黒2に対しては白3から黒模様を制限して白7がカッコイイ手ですね。
白7ではAやBの大場先行も考えられますが、いずれにせよ実戦進行よりも優ってます。
ヨセ碁の私はこのような進行を好みます。

実戦2
その後は左下の白一団を取られて黒の大地が出来上がりました(笑)
形勢はもちろん黒よしで黒の評価値も85%ほどです。
左下の白一団を逃げ出す手はあったのですが、逃げても得はないだろうと判断して捨ててしまいました。
黒は地合いも厚みも白に勝っています。
ただ、まだ上辺や右下から下辺にかけての形が決まっていないので、そこでうまく得をしてヨセ勝負に持ち込むことにしました。

実戦3
その後辛抱を重ねてじわじわとヨセで差を詰めていき、手止まりである上辺白1・3のハネツギに回ることができては白の勝ちが確定しました。
当ブログで私はヨセの重要性について再三言及していますが、こういうことなのです。
県代表クラス同士の碁でもこのような事は日常茶飯なので、それよりも棋力が低いアマの人がヨセを勉強したらどうなるかは想像に難くないでしょう。
話が逸れましたが、最後は白の4目半勝ちとなります。

全国大会では

直近の全国大会では酷い内容で敗退しているので、次は負けても納得できるようなしっかりとした碁を打てればという気持ちで臨みます。
去年の全国大会では運良くアマトップの方を倒すことができたのですが、あれから一年も経ったのですね・・・(笑)

また他の都道府県代表に知り合いの人が何人かいるので、会えるのが楽しみです。

-大会の結果報告

Copyright© かずたんの囲碁が強くなりたい , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.