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「風と刻(上)」~橋本宇太郎の詰碁&人生記

投稿日:2017年6月23日 更新日:

激選された詰碁と橋本宇太郎の人生記

こんにちは!!
今回紹介するのは、松籟社【出版】、橋本宇太郎【著】
「風と刻(上)」です。

のシリーズになります。
詰碁の大家である橋本宇太郎プロによって、読売新聞欄を舞台に掲載されていた「橋本囲碁講座」12000回のうち第1回から第4000回までの中から270題の詰碁を激選して収録されたものが本書になります。
12000回連載とはすごいですね。
橋本宇太郎プロは毎日詰碁を作るのが日課だったそうで、生涯で発表した詰碁数は約15000題(!)ほどになるそうです。
橋本詰碁は実戦的でシンプルな形の詰碁が多く、アマチュアが勉強する教材としては優秀なものばかりです。
そのため当ブログでの評価も必然的に高くなっています。
また本書の特徴として、余白には70年を超える囲碁人生をたどる短文があり、これがとても面白いのです。
橋本先生の幼少期の話からプロになる時期の囲碁界での出来事や、戦時中、戦後の復興、関西棋院創設の秘話などが書かれています。
個人的には詰碁よりもこっちの方が楽しめました(笑)

目次

  • Ⅰ:コウの部
  • Ⅱ:生きの部
  • Ⅲ:死の部

全270題です。

内容紹介


↑黒先黒生きの問題です。
手拍子で切りを打ちたくなる形ですがそれでいいのでしょうか?
少し丁寧に先を読んでみると白の好手が見えてくるはずです。


↑黒1と切ってしまうと、白2が手筋で白4まで黒は死んでしまいます。
黒1で3に打っても白2に打たれて同じ結果となります。


↑というわけで、黒1が正解で黒3まで無事生きることができました。
黒1の部分は失敗図の白の好手と同じ位置なのに注目。
「敵の急所は我が急所」という格言がここでも当てはまりました。
長手数の読みは必要のない問題なので割と簡単でしたね。

基本を押さえたやさしめの詰碁

全体的にそこまで難易度は高くなく、基本手筋を会得するのにピッタリな問題です。
270問という問題量の多さも評価が高いです。
高段以上を目指す際には、是非読んで欲しい詰碁になります!
また冒頭でも書きましたが、本書は詰碁だけでなくページの下部に橋本宇太郎先生の人生記が面白いのです。
本シリーズ3冊すべてを会わせると、それだけで一冊の本ができるほどの内容になっています。
この人生記は日本囲碁界の歴史そのものでもあり、囲碁界により詳しくなれる効果はまちがいなくあるでしょう。

まとめ

対象棋力:3段以上
評価:A

-棋書, 詰碁・死活

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