一回読んだだけでは勿体無い
囲碁の勉強のために棋書を買う人は多いと思います。
しかし同じ本を複数回読む人はどれくらいるでしょうか?
世の中には、買ったはいいけど一回も読むことなく本棚に積み上げる人も少なからずいます。
私の祖父がまさにそのタイプでした(笑)
また一回は目を通したがそれ以降は本棚の中・・・・、という人は結構いると思います。
これは非常に勿体無いことで、棋力上昇のチャンスを自ら手放していると言っても過言ではありません。
同じ棋書を複数回繰り返し読むというのは、面倒だと感じる人もいるかもしれませんが、かなり重要なことだと私は考えています。
ちなみに繰り返し読むのに、「時間を空けるのと空けないのでどちらがいいか」という疑問も出てくるかもしれませんが、どちらでもいいと思います。
繰り返し読むことのメリット
- 記憶に定着しやすくなる
繰り返し読むことによって、棋書の内容が記憶に定着しやすくなります。
またしっかりと覚えた内容は忘れにくいです。 - 感覚で身につけることができる
記憶の定着を超えた先に、感覚(身体)で覚えるという領域に達することができます。
抽象的な説明になり申し訳ないのですが、こうなればこっちのもので、本に書いている詳しい内容を忘れてしまっても、
本質的な部分はずっと自分の碁に残っている状態になる感じですね。 - 自信がつく
同じ本を繰り返し読むという行為は単調で苦しい事も多いです。
しかしそこを耐えて努力した経験は、今後の自信につながります。 - 棋力が上がる
上記よりの結果、棋力の上昇が期待できます。
これが第一目的です。
私は何回も繰り返し読みました!
私は棋書による勉強で強くなったタイプなのですが、当然一冊の棋書を何回も読んでいます。
少なくとも3回は読むように心がけており、多い棋書だと10回以上になります。
それでも内容を忘れてしまうこともあるのですが、棋力は県代表になれるまでは伸びました。
繰り返し読むのは辛い作業になるかもしれませんが、強くなりたいのであれば苦しみましょう(笑)
世の中のほとんどのアマはそこまで勉強していないので、差をつけるチャンスなのです。
本棚に眠っている棋書を掘り起こそう!
以上、同じ本を繰り返し読むことの重要性を述べました。
もし「買っただけで読んでない」or「一回しか読んでない」棋書が本棚にある人は、是非掘り起こしてみてください!
囲碁の上達のチャンスは案外身近に転がっているかもしれませんね。